top of page
IMG_0413.jpeg

特に酒店での喧嘩であるから、一笑に付けしてもよいほどわけであり、若気の至りで、先生と喧嘩して、破門されたといいすてることができれば、それでよいのであるが、しかし、私は今も私が若気の至りであったとは、どうしても思い得ないのであって、今も、同教授のあのころの言動には、怒りを感じている。明らかに、私のあのときの判断は、謝っていないのであり、同教授の言動は、師としてとるべき態度ではなかったと、今も信じている。だからこそ、いわば建部遯吾先生を思い出す会とでもいうべき、建部門下の旧潜竜会の席上では、あの時の話は、いい出せなかったのである

bottom of page