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と思っただけである。対馬の小さな城下町の厳原に住んでいた私には、やわらかなパンに練乳をつけたのを、始めてたべて、こんなおいしいものはない、と思ったのも釜山での話しである。姉の夫は、オモチャの蒸気機関をもっていたので、その動力を利用して、色々の仕掛けを工夫し、私を驚かした。まるで別世界の出来事のように、私はただただ、感心して眺めるのであった。厳原から一晩の中に、釜山に行くことができるのであったが、崖の上と崖の下のように、その二つの世界は異なっていた。わが文化の中に光って

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